皮膚科学から生まれたクリニーク
アンチエイジング研究について
皮膚科学から生まれたクリニーク
アンチエイジング研究について
クリニークのアンチエイジングについての研究は約40年にわたり、皮膚科医、臨床医、科学者などの皮膚科学専門チームがあらゆる角度からエイジングに向き合ってきました。
クリニークでは、皮膚科医がどのように肌を診断し、肌悩みへアプローチするかという皮膚科医の視点を常に大切にしています。
この皮膚科医の視点に加え、肌がどのように変化していくのかを皮膚科学、皮膚生理学的観点からも研究を重ねています。これらの複数の視点を組み合わせたアプローチが大切だと考えています。
また、エイジングケアに効果的な成分・成分の組み合わせの研究にも力を入れています。
エイジングサインの原因
シワやたるみなどのエイジングサインは、紫外線などの外的刺激や、繰り返しの顔の動きなどにより、サポート組織であるコラーゲンやエラスチンの減少や劣化が原因のひとつです。
エイジングケア*に効果的な成分
シワやたるみ改善にレチノール
(ビタミンA)
皮膚科医でも使用されるレチノール。シワや小ジワ、ハリの低下などさまざまな肌トラブルの改善効果が期待できる、レチノイドの一種です。
レチノールは、肌に運ばれると 酵素の働きによってレチナールに変化、その後レチノイン酸に変化し、 肌をなめらかにします。
レチノイン酸には、コラーゲンやエラスチン線維の生成を促進させる効果や皮脂分泌抑制などの効果もあります。それらの働きにより、シワの改善、たるみの改善、毛穴ケア、ほうれい線ケアの解消が期待される成分として知られています。
レチノールは、肌に運ばれると体内でレチノイン酸に変換されることで効果を発揮します。この変化の過程で肌に刺激/ストレスを与えることから、一般に、敏感な肌への使用には注意が必要な成分とも言われています。
クリニークでは、肌に働きかけるレチノイン酸と同じ作用を持ちながらも、肌に優しい次世代型レチノイド(レチノール誘導体)の1種を研究しています。
※エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのこと。
美容医療に挑戦、
クリニークの研究について
クリニークは、日本研究皮膚科学会第47回年次学術大会・総会において、クリニークの研究する次世代型レチノイド(レチノール誘導体)の1種を含む複合体成分の16週間の使用とレーザー治療1回分の効果を比較した結果、優位性が認められたと発表しました。
今回の試験において、被験者のエイジングサインを改善するためにクリニークの研究する次世代型レチノイド(レチノール誘導体)の1種を含む複合体成分の16週間の使用と、1回のレーザー治療との有効性を比較検証しました。
その結果、すべての測定パラメーターで同等または統計的に有意な改善が見られました。
特に、マリオネットラインや、ほうれい線、顔全体の小ジワ、顔全体のシワ、おでこのシワ、眉間のシワ、目尻の小ジワ、目尻のシワといった各項目において、レーザー治療・クリニークの研究する次世代型レチノイド(レチノール誘導体)の1種を含む複合体成分の 16週間の使用でのお手入れの両方が、有意な改善を示しました。
試験概要
被験者:中等度の光老化の症状を有する女性
レーザー治療:40~64歳の女性 29名
美容液Sでのお手入れ:42歳~65歳の女性42名
レーザー治療においては、レーザー照射1回。
美容液Sでのお手入れにおいては、1日2回、2-3プッシュを塗布。試験期間:16週間
(ベースライン、10日日目、4週間、8週間、12週間、16週間で臨床評定を実施)
弾力のあるハリ肌に
ペプチドシワやハリのない肌の原因のひとつとして、コラーゲンの減少と劣化があげられます。コラーゲンとは、真皮に存在する繊維状のたんぱく質で、表皮を支えています。紫外線などの外的刺激などの影響や表情のクセが重なるとコラーゲン現象の要因に。
クリニークの研究では、人工皮膚にペプチドを含む複合体を塗布したところ、48時間で70%のコラーゲン密度上昇を確認しています。
エイジングの要因にアプローチ
エイジングの要因として、紫外線などの外的刺激によるダメージや加齢など、外部からの要因に意識が向きがちですが、普段私たちが無意識に行っていることも影響を与えています。それが表情筋の動きです。顔には42の筋肉があり、そのうち35の筋肉の収縮が顔の表情に影響を及ぼします(図1)。怒ったり、笑ったり、感情に伴う表情以外にも、無意識に眉間にシワを寄せていたりしませんか?年齢とともコラーゲンが減少し、弾力が失われた肌に、表情筋の動きが積み重ねられると、シワの要因になります。だからこそクリニークは、表情筋に着目した研究も行っています。
クリニーク研究所の科学者が、権威ある日本臨床研究皮膚科学会 年次学術大会(2020年12月)にて、顔の筋収縮と肌老化の関連性に焦点を当てた研究結果を発表しました。興奮信号が送られ、神経伝達物質が受容体に受け取られることで、筋肉運動が起こります。クリニークはこの筋肉の動きに関係する神経伝達物質の放出と、受容体の受け取りを阻害し、表情筋の動きを和らげる2つのペプチドを発見し、独自の複合成分を開発しています。
クリニークでは、2017年より
日本研究皮膚科学会の開催する
年次学術大会・総会で
研究結果を発表しています。